弁財天女像real estate(火伏せ火難除け守護)
檀林時代から伝わる弁財天女像です。ある日、護国寺を開かれた日勇聖人の夢の中に弁財天女が現れ、日勇聖人を拝し、「私は昔、護国院に祀られていたこの地の地主神であります。この寺を復興し、法華経の法味を得ることができて、この上ない喜びであります。永くここに住して山門を鎮護し、あらゆる火難から守護しましょう。」と約束したと伝わっています。それ以来、智慧や文才、技芸、長寿を授けてくれるのはもちろんのこと、火難を防いでくれる弁財天女さまとして、厚く信仰されています。
また、護国寺に伝わる伝記に「山号を了光山というのは、開基檀那である妙慧院殿了光日耀大姉から頂き、寺号を護国寺というのは弁財天女のお告げによる。護国寺が初めから護国の名前があるのは霊瑞感通のお陰である。」と記されておりますように、護国寺と寺号が付いたのは、この弁財天女さまによります。