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〜迷っても悟っても仏さまの中〜

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お盆の精霊棚の飾り付けはどうすればいいですか? privacy policy


A、 お盆の時期、13日〜15日に仏壇の前に棚を設け、御本尊や先祖のご位牌を出してお祀りするするのを精霊棚(しょうりょうたな)と言います。この精霊棚の前で、僧侶がお経をあげるので棚経(たなきょう)と呼ばれます。棚経はお盆の風物詩ですね♪
さて、精霊棚の飾り方ですが、地域や家庭によって様々な仕方があります。また宗派によっても違いがあるのが特徴です。ですから、ここでは日蓮宗のおおまかな飾り付けをご紹介します!
仏壇を利用した精霊棚をご覧下さい。


 あくまで地域の風習や、家庭で引き継がれてきた伝統の違いもあるので、これが絶対だとは言えません。ですから、あとは皆様が心のこもった飾り付けを工夫して作って頂ければ結構です。
 注意することは仏壇を閉めて、精霊棚を別の場所に設置する時に、必ず御本尊を一緒にお出しし、精霊棚にお祀りすることです。位牌だけを出して終わりとならないように、お気をつけ下さい。大事なのは、図のように仏壇の前に設置する時も、御本尊を隠さないことです。
 また、お盆のことを
「盂蘭盆会水向供養」と言うように、たっぷりの水をお供えするのが特徴です。コップでもかまわないのですが、ご先祖様をはじめ、多くの救われない餓鬼を一緒に供養するという点からも、一人称のコップではなく、大きな鉢やお椀にお水をお供えする方が好ましいですね。
 年に一回、されど一回のお盆の行事、各ご家庭でご先祖様を供養する伝統を守り、日頃の貪(むさぼ)りの心を離れ、施し恵む心を育てて参りましょう。

※このコラムに掲載していた精霊棚の画像が、著作者に許可を得ず無断で使用されていました。認識が甘くご迷惑をお掛けいたしました。ここに深くお詫び申しあげ、今後は管理を徹底し、二度と起こさぬよう心がけて参ります。申し訳ありませんでした。